タグ:モータースポーツ

昔テレ朝でやっていたル・マン24時間耐久レースの特番が2004年で放映打ち切りとなり、8年ぶりにJ SPORTSを通じて(しかもハイビジョンで)見ることができた。

蓋を開けてみればアウディ・チーム・ヨーストの一人勝ち。昨年までの「宿敵」プジョーはおろか、名だたる強豪ワークス不在の昨今、どうにかこうにか間に合わせてきたトヨタのハイブリッドも熟成不足で信頼性に掛け、速さこそ見せたものの2台ともリタイヤに終わった。

アウディの強さはなにも今始まった事ではない。トヨタも、アウディに勝てなかったのは熟成度の差だと思う。
トヨタはもっともっと、ハイブリッド技術を全面に押し出して、エンジンへの負担をもっと小さなものにすればもっと走っていたれたのではないか?とも思う。まだまだトヨタはヨーロッパの真似をしているように見える。

その一方で、エンジンサプライヤーとしての日産の名前が目立った。ワークスとしては、世界に向けてはFIA-GTなどの参戦が主だったところだが、これだけ多くのNISSANの名前が並ぶとは正直思ってなかった。デルタウイングは気の毒だった。

そして、GT-Eクラスは、プロ、アマともにポルシェ以外がウィナーとなった。プロクラスはセミワークス体制のフェラーリ458が、アマクラスはシボレーコルベットZR1がそれぞれ優勝。これはなにも、ポルシェが遅くなったワケじゃないだろう。ほかのメーカーのクルマも壊れなくなったのだ。

トヨタはF1から撤退し、しばらくレースから遠ざかっていたような印象も受けるがそんなことはなく、アメリカではNASCARに注力し、市場拡大に尽力していた。プリウスのクレーム問題とかかなりパワーを使ったと思うが。それに、レクサスブランドのイメージ戦略にも尽力。ニュルブルクリンクのレースにLF-Aを出したりして存在感をアピールしてきた。だから、今ここでル・マンなんだろう。でも、もうちょっとオリジナリティを追求して欲しい。

それとあと日産。フェアレディZとGT-Rの競技車両を売り始めたのだから、こういうクルマでル・マンに出てきて欲しい。でもフェラーリ458やコルベットZR1が相手じゃ・・・・ポルシェ911でも苦戦してるのだから相当勝つのは厳しいかもしれないけど。それでも良い。ファンは国際映像に映る日本車を待ち望んでいるのだから。

WECが10月にFSWに来るそうだ。これは観に行かないと!

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エイ出版の「R/C WORLD」が主催するラジコンオーバルレース「WORLD DROME」が無事終了しました。
このことは同誌編集長の加藤氏のBlogにも載っています。

同氏は同イベントの閉会式の折、「大成功だったと思ってます」と胸を張って言ってました。

その心の内はこのBlogを見れば明らかですが、エントラント視点でイベントを見たとき、果たして今回のレースは大成功だったのか?を検証してみます。


①11月開催

 サイクルスポーツセンターの250mオーバルピストを使用させてもらうので、開催時期を簡単に調整出来ないのは仕方ないですが、温泉/紅葉ドライブのハイシーズンに開催時期が来てしまうのは「宿泊場所の確保」に苦慮し、「高速道路の渋滞」も諦めなければならず、少々の負担を強いられてしまいます。
 まあ、仕方なしというところでしょうか。6点(10点満点)。


②Kv値縛り(Kv=2800)

 これは既にどんなイベントでも行っている規程であり、これまでモーターの不正が幾度となく囁かれたイベントだけに、もう既に「やって当たり前」になった感があります。ただこれも、規定をクリアする範囲でもっとも高いパワーを出せるブラシレスモーターが高値で売られるようになってしまうと、結局・・・・・。ということで5点。


③Li-Feコントロールバッテリー

 今回のイベントではカテゴリーやクラスを問わず、かなり白熱した「接近戦」が繰り広げられていました。やはりレースは速さが勝負ですが、見ている側は差がありすぎると興ざめしてしまうものです。
 コントロールバッテリーは、容量を2200mAとし、決勝ヒートの最高速度を抑えただけでなく、エントラント間のパワー差をなくしたことで、マシンの出来やセットアップ能力、操縦テク等、レース本来のところ勝敗が決まる好結果となりました。
 ただもう少しバッテリーが安ければいいですね。せめて4000円くらいなら。ということで9点。


④2プラクティス、5クオリファイ

 従来、練習走行(プラクティス)は開会式、ブリーフィングの後の1回のみで、1日目に予選(クオリファイ)2ヒート、2日目にも3ヒート行い、最後に決勝レースとなっていましたが、今回は2日目の最初の予選ヒートの代わりに練習走行となりました。
 私は「練習はいいや」と2日目は遅めに開場入りしたのですが、考えてみたら1日目の3回の予選ヒートでタイムが思わしくなかったエントラントが夜な夜なマシンを全バラにして組み直すこともあり、マシンチェックを兼ねた練習走行が2日目の朝に来たのは良いことだと思います。さらには今年初めてのパワーソース(コントロールバッテリー)導入もあり、決勝ヒートを睨んだセットアップの確認も出来るということ、そして何よりも1年に1度しか走れないこの場所で十分な練習タイムを与えられるということはとても良いことだと思います。従って10点!


⑤牛串、唐揚げ、塩ラーメン

 今年も東京堂さまが出店!美味しいケータリングサービスを届けてくれていますが、今年はメニューが特に豊富で、塩ラーメン(食べてみたら麺はフォーでした)のような”汁モノ”まで。かつては「食事は各自準備」ということでコンビニで買ってきたおにぎりなどを食べてましたが、これならもう自前は不要。値段も1品300円~600円なのでリーズナブルです。やっぱり牛串×ビールが無いとね!10点!!


 ということで、合計40点、平均で8点です。マシンのレギュレーションについては、公平性を保とうとすると「タミグラ」に限りなく近づいてくるというのが良くわかります。これだけ特殊なラジコンイベントとしては、やっぱり大成功だったと思います。
 強いて言えば”モーター”ですね。かつては23Tの2000円で買える(リビルダブルでは無い)ストックモーターで戦っていて、値段もスペックが”底なし”になるのを防いでいたと思います。昔はカワダのが良いなんて言われた時期がありましたね。そうやって使用アイテムが偏っていくことは悪いことではありません。メーカー側はより良い製品を安く出せば良いのですから。なのでモーターも値段縛りですかね?

 あと、今後への課題、そして不安?もあります。
 サイクルスポーツセンターの250mオーバルピストを長らく使用していくなかで、実に2回のコース改修が入っていたのですが、伊豆ベロドロームの完成により、おそらくはこれ以上屋外の250mピストの改修は行われないだろうという事です。するとオーバルは朽ちていく一方。今回もだいぶコースが荒れていました。いつか終わるときが来るんでしょうね。今年は第17回大会。20回まで行ったら・・・・終わりかな??


 私はというと、INDYカークラスで19台出走中予選19位(ドべ)・・・・。Bメインとなった決勝ヒートはスタートダッシュで5台を抜き、3位に浮上したあとは粘りに粘ってトップに立ち、そのままゴールしたのでBメイントップの11位でした。
 予選第5ヒート前に結構大きくセッティングを変えてタイムアップを果たしたはずですが、トラポン(トランスポンダー)不調?で計測が出来ず、効果を確認しないまま決勝へと行ったのでした。
 いやあ、でもトップフィニッシュって・・・・気持ちええなぁ~。Bメインだけど。

(イベント詳細はじきにホームページにアップします)


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今週金曜日の夜はもう伊豆へ出発ですが、金曜日に荷物を積んだりしていると時間的に厳しいので

今日は共に参加する旧友が家族同伴でうちへ遊びにきました。

まあ、先に荷物をあずけて金曜日は仕事場からまっすぐ来れるようにしたのだけれど。


友人家族が帰ったあと、自分の荷物もまとめ、タイヤのバランス取りを見直して最終確認。

送信器のスイッチを入れ、次にESCのスイッチを。・・・・とそのとき、軽く触れたスロットルトリガーに反応し

後輪が逆回転を始めました。


「ええーっ?!?!?!?!?!?!?!?」


ついに出た。昨年の決勝ヒートで起きた最悪の状況・・・・・。

しかし、結線も間違ってなければ、ましてや送受信器も一新して2.4GHzになってるのに・・・・。

やっぱりESCのせい?

1年ぶりにでた「超常現象」に慌てふためく自分・・・。

しかし、落ち着いて一旦ESCのスイッチを切り、再び入れ直すと、正常な状態に戻っているのでした。


なんだろう?なんなんだろう??

ちょっと怖いなあ。


みなさんはこういう経験ありますか??

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今週はもう11月に入ってしまうんですね。早いものです。

で、11月になるともう2週間後は「WORLD DROME」が開催されます。

9月にエントリーだけ済ませたあと、とりあえず宿だけ先に押さえ、次に公式バッテリーに合わせて

Li-Fe対応の充電器も買いました。

(今までのはLi-Poにすら対応してなかった)

モーター&ESCはいろいろ考えたあげく、昨年のをそのまま使うことにしました。

ギヤレシオ固定、Kv値制限あり、で、バッテリー指定とあっちゃ・・・・ねぇ。たぶん大丈夫でしょう。


ところで、バッテリーがまだ届かないのですが、まさか今週末までには届くよね??

それが来ないと、最後の配線作業が出来ないもので。


ボディは、結局昨年のをステッカーを全部はがし、きれいに掃除したあとステッカーを貼り直しました。

まあまあ良く出来てるんじゃなかろうか。

昨日の昼休み。

おにぎりをほおばりながらゼッケン26のボディカラーでもながめようかとIZOD関連のページをサーフしていました。

そしてマルコのオフィシャルページにあたって、そこにアクセスしたら・・・




「Goodbye, Friend」




ただそれだけ。

おかしい。何かがおかしい。でもなんだか解らない・・・・・・。

すごく不思議で、すごく不安な気持ちで夜を迎えた。

そして普通のニュースを通して目に飛び込んできたのは・・・・・・・・・・・・・・


あの、ダン・ウェルドンの死を告げるニュースだった。


インディアナポリスで毎年開催の「INDY 500」で2度目の勝者になったばかりのあのイケメンが・・・・。

インディカーレースの最終戦で、多くのマシンを巻き込む多重クラッシュの中にいたらしい。


自分が記憶する限り、1994年に事故死したグレッグ・ムーア以来の犠牲者・・・・。


言葉が出ません。

ましてや、4週間後に控えた「WORLD DROME」を前にして、こんな悲しい出来事を目にするなんて。



地球は、また一人、かけがえの無いヒーローを亡くしてしまいました。





それでもレースは無くならない。

それがレースだから。




ダン・ウェルドンは日本のモータースポーツファンにとっても馴染み深い存在でした。

もしかしたら、アイルトン・セナに近い存在なのかも知れないですね。




ご冥福をお祈りすると共に、これからも活躍するすべてのレーサーの安全を祈念いたします。








年に一度のスピードの祭典?!あの「WORLD DROME」開催まであと4週間。

なんだかんだ週末は思うように時間がとれずに、実質あと3回の週末を残すのみとなってしまいました。

まあぶっちゃけ、もう走れる状態ではあるけれど、昨年とまったく同じじゃ2年連続出場する意味が全く無いので

いろいろとやろうとしているのですが、電池が来ないことには何かと決まらないのも事実ではあります。

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ボディも新しいのを購入しましたがまだ手付かず。

理由は簡単で、時間が無いのも一応正解ですが、中身がキマらないことには「切り始められない」のです。

で、今日は昨年使用したボディを改めてマシンにかぶせて、ちゃんと思い通りに収まるかを確認しました。

ずっと気になっていたのは、カーボンアッパーデッキを使用することによるボディ後部の浮き上がりです。

写真ではきちんとボディが水平に収まっていますが、これはアッパーデッキをはずした状態だから。

これでどのようにアッパーデッキを加工すべきか決まりました。加工は簡単ですのでまたにします。

寸法を再確認して、キンブロー社製のフロントウイングもきれいに収まりました。

ZEN(&岡の水博士)製作のダラーラちっくボディを如何にして低く搭載するかがポイントですが、

一応の答えが見えました。

多分来週末くらい?に到着すると思われるバッテリーを見ないことには最終形に持っていくことは無理ですが、

そろそろボディをどうするか決め始めてもよさそうです。(塗らずに昨年のものを使うのもアリか?!)

去年、異例の「台風による開催延期」を受けたことにより参戦のチャンスを手にしたWORLD DROME 2010。
 
3年のブランクを背負い、さらには大きく変わったアイテムに戸惑いながらの復帰は、正直ボロボロでした。
 
予選をマトモに走って、いちおうのタイムが出ただけというていたらくで、
 
決勝ヒートは何故かスロットルにリバースが掛かってしまい、操作だけはバックでノロノロ運転で完走扱い。
 
今年はそうは行きません。
 
出るからには勝たなきゃ・・・・という気持ちを持ちつつも、あまりにも大きい3年というブランクの穴埋めを先に。
 
まずは10年ほどお世話になったアイテムを、ホントの意味で「遊び用」にまわすために、
 
プロポと充電器を新調しました。
 
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以前持っていたのは、プロポは当時の最新型(27MHz)、充電器はNi-MH対応でサイクル充放電機能つき。
 
今回購入したのは、プロポは2.4GHzのミドルクラス(と言ってもスゲーたくさん機能がついてる)と、
 
バランサー内臓、AC/DC兼用のLi-Po、Li-Fe対応フルオートチャージャー。
 
自分にとっては「大グレードアップ」な品揃えですが、値段は前回(10年前)の半分以下。
 
科学の進歩はホントすごいです。
 
今回のレギュレーションでは、(ようやく)バッテリーがA123(Li-Fe)統一でしかも主催者支給品となったため、
 
バッテリーの優劣が基本的になくなったのです。
 
モーターはフリーながらもKv値しばり。あとはマシンのフリクションロスを以下に小さくし、80km/h Overの
 
レーシングスピード域でどれだけコントローラブルなマシンになるか・・・でしょうか。それとも・・・。
 
自分が参加するINDYカークラスシャシーワンメイク(現在はF104Wも可)かつギヤ比固定と言うシビアなクラス。
 
今年は全員同じバッテリーなのでかなりの接近戦が期待できます。
 
接近戦なら、自信ありますよ・・・。
 
ことしは余裕をもってマシン造りをします。
 
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 「WORLD DROME 2010」は、クルマの出来はまずまずだったのに、結局のところパワーソースで遅れをとり、
正直なところ「惨敗」に終わりました。
 
ホントはパワーソースに格差が出ちゃいけないはずなんですが、デバイスが進化する過渡期においては
仕方の無いことだと思います。
 
で、要するに、3年もの間ラジコンを触らなかったツケが一気に来たわけですが、これで終わってしまうのも
なんなので、初体験だった「ブラシレスモーター」とLi-Poバッテリーについて調べてみました。
 
場所は国会議事堂の横にある「国会図書館」と、我が家の近所にある「足立中央図書館」の2箇所。
足立中央図書館では適当な本が無く、ラジコン技術を読みあさって調べましたが、
国会図書館ではそれこそ大学生しか読まないような専門書を見つけて勉強してきました。
 
ブラシレスモーターとは、カンタンに言うと「ブラシが無いモーター」です。
直流モーターの原理を理解している人にとっては、ブラシレスモーターの原理はとてもカンタンに理解できます。
 
平たく言うと、ブラシモーターが「回転子(ローター)がまわることで電磁石に電気が流れる場所を変えて」
回転力を生み出しているのに対し、ブラシレスモーターは「回転子がまわる代わりにインバーターで制御して」
回転そのものを制御するものです。
 
ブラシレスモーター最大のメリットは、ブラシが無いことによる摩擦抵抗の軽減と部品の磨耗が無いという事。
これにより、ブラシモーターと同じ出力を出す場合、消費電力は小さくなるようです。
最高速が伸びないという致命的な(別の理由の)問題を抱えていたことを勘案しても、ブラシモーターの約半分の
消費電力のようにも見受けられました。
 
Li-Poバッテリーですが、これが結構難解でしたが、結局のところ、容量が大きいバッテリーが有利です。
 
Ni-cdやNi-MHでは、内部抵抗が同じセルを組み合わせて電力を引き出しやすくした「マッチド」や、セル自体に
高電圧をかけてより高い電圧が出るように細工をしてしまう「ザップド」という高価なバッテリーが出回って
いましたが、Li-Poではそういうものは今のところ無いようです・・・というより、内部抵抗などは揃っていないと
充電時にリスクが大きくなるし、また1セルあたり4.2Vという閾値を越えての過充電は爆発の恐れがあります。
 
でもやはり、従来バッテリーと同様、容量の大きいバッテリーは何かと有利で、予選の一発をかけるなら
低容量のものを使用して軽量化を計ることも可能なようです。WORLD DROMEの場合、最低重量を決められて
いませんから、そういうことも出来るのです。
Li-Poバッテリーは「25C」とか「40C」という記載があり、これが不明なもののひとつでした。が、調べてみると、
充電時にかける電流値のCと同じだったのです。
 
Cとは「Capacity」の意で、3000mA(3A)のバッテリーを3Aで充電することを「1C充電」といいますが、そのCと
同じでした。
Cは同じですが、この場合は「放電レート」のCだそうです。つまり、25Cといえば、バッテリー容量の25倍の
放電キャパがあるということ。
但し、電池の容量に依存するので、同じ25Cでも容量が違えば数値も変わります。
 
また、飛行機用は「25C-40C」というような「連続放電レート」と「最大放電レート」の2種類が書かれていますが、
カー用など、他の用途のバッテリーではどちらか一方しか書かれていない場合もあるということでした。
 
たとえば、INDYカーで250mを10.7秒で駆け抜けるとき、タイヤ径64mm、ギヤ比2.657:1、Kv=2780とすると、
バッテリーは理論上6.7Vしか出ていません。つまり、これより遅いタイムの場合、もろもろの走行抵抗などで
もっともっと電圧が下がってる計算です。このような場合でも、キャパシティの大きなバッテリーは電圧の低下を
防ぐファクターとなります。
 
ワタシの場合、Kv値は2700固定(でも果たしてホントに出ていたかどうか不明)で3年前に買った
Ni-MH(3300mAh)を使いました。このバッテリーでも3年前はBメインで全車をラップする快勝でした。
今回はボディも違うし、アンダーパネルも作ってませんでした。同じシャシーでAメインに入ったこともあります。
 
より高性能なパワーソースに目を向けるよりも先に、やはりまだまだやることはあるみたいです。おかのみず博士
(惜しくも2位!)のマシンを見せてもらいましたが、エキスパートのマシンほど、余計なことは少なく、
ただ確実に、きれいにマシンを作ってありますよね。
(ただしあのアンダーボディのアイディアは真似します・・・・そんなにカンタンに作れるとは!!)
 
いやぁ、ラジコンって奥が深いですね。久々に楽しめました!!!
 
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ドロームに参加した皆様、お疲れ様でした。
 
3年ぶりに参加した「地球上でもっとも速いR/Cレース」は、いろいろありましたがとても楽しめました。
 
結果はあくまでも結果。それより、あのハイバンクオーバルで走れたこと、そして、ドロームを心から愛する面々。
 
ほんとにすごいイベント。ほんとにすばらしいイベントです。
 
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胴上げされているのはレースのウィナーではありません。ちなみに。
 
なんと、主催者であるラジコンワールド誌の編集長です。胴上げがあったのははじめてかな。
 
やらせなんかではなく、とある参加者の呼びかけで実現した胴上げ。
 
ホントは11月初旬に開催予定だったところを、悪天候で1ヶ月延期という大英断をした張本人。
 
しかもオリンピック強化選手用の自転車専用オーバルピストを毎年"工面して"ファンに提供している人。
 
でも、参加者側から言われなきゃなかなか出来ませんよねこんなこと。
 
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現在、もともと修善寺サイクルスポーツセンターのお客様駐車場スペースの一部をつぶして新しいピストを建造中
 
です。これが出来上がると、既存のオーバルピストはどうなるのでしょうか。
 
ドーム付きピストになってしまったら、おいそれと"ラジコンのレース"に貸し出してもらえなくなるかもしれません。
 
でも、なんとなく、ですが、このイベントは継続していくと思います。
 
確固たる理由はありませんが、主催者と、参加者のすさまじいまでの情熱と、美しい富士山がそう言っている・・・
 
そんな気がします。
 
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世の中には2種類の人間しか居ない。
 
それは「準備が出来ている人間」と「準備が出来ていない人間」だ。
 
なぁ~んて、えらそうな事を言うつもりはありませんが、何事においても、準備が出来ているか否かで、
 
その結果よりも気持ちの持ちようが変わってくるものです。
 
11月初旬開催予定が台風で流れ、本戦に向けて準備してきた人たちはまさに拍子抜けしたと思いますが、
 
12月4日~5日に順延したことで、自分にも参加出来る可能性がめぐってきました。
 
で、11月半ばからスタートした追加募集で参加を表明、そこからマシン製作を始めたので、かなり計画的に
 
作業を進める必要がありました。
 
とは言っても、順番なんて「脳みそがちぎれるほど(by孫正義)」考えたところで時間短縮になる度合いは
 
タカが知れています。なので、正攻法で。
 
①人に頼めることを第1にやっつける。
 →参加申し込み、ボディの発注、モーターなどの購入、サードパーティパーツの購入等。
 
②何が足らないかを充分に把握し、直前にあわてないようにする。
 →宿の手配、手持ちバッテリーの性能チェック、流用できるパーツの確認、プロポの動作チェック等。
 
③製作等作業の手順を吟味して手戻りが無いようにする。
 →メカ配置、固定方法の確認、ケーブル長、コネクタ位置の確認、ボディ塗装マスキング方法の確認等。
 
④作業デッドラインの設定。
 →いつまでに何を完了させるかを決め、作業抜けが無いようにする。
 
⑤実際の作業。
 
 
 
で、とりあえず参加できるまでに準備が整いました。
 
もっとたくさん時間があったらもう少し凝ったつくりもしてみたかったのですが・・・・・。
 
今年の春の時点では参加する気が無かったからなあ。
 
 
 
荷物をクルマに積むのは直前ですが、まあ、あと1時間あれば出発できる、というところに来ました。
 
ところで、追加受付をした人にもちゃんと参加受理票と電圧チェッカーって届くんですよね?
 
 
 
初公開です。#26 マルコ・アンドレッティのマシンです。足らないステッカーは別ロゴを代用して雰囲気だけ。
 
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アブダビGPの結果を見るまで、今年のチャンピオンシップの行方がわからなかったのですが、
 
昨日ようやく決まり、同時にシーズンも幕を閉じました。
 
あわよくばと思っていたアロンソはピットアウト後に思うようなポジションを得られず、7位に甘んじてしまいました。
 
表彰台に上がったのは、S.ベッテル、M.ハミルトン、J.バトン。
 
今年のワールドチャンピオンはベッテルでした。
 
昨日のアブダビGPがシーズン途中のレースで、チャンピオンシップが決まるレースじゃなかったら
 
もっと単調なレースだったんでしょうね。
 
でも最終的には、速さは抜群でもなかなか安定感に欠けたS,ベッテルが落ち着いた走りを貫き、
 
フェラーリのピット作戦の不和もあり、2010年のチャンピオンになりました。
 
S.ベッテル(読売新聞は「セバスチャン・フェテル」って書くの知ってます?)は、他のレースでも失敗しなけりゃ
 
とっくにチャンピオンを決めていたのに、最終戦までドキドキさせてくました。
 
ホント、今年のF1は楽しませてもらいました。可夢偉の活躍もあったし。
 
昨日のゴール直後と表彰台シーンで、ベッテルが泣いているのを観てもらい泣きしてしまいました。
 
自動車レースの中継を観ていて涙がでたのは、1998年のルマンで星野一義が日産で3番手に入ったとき以来。
 
来年も面白いレースを見せてくれるよう期待します。
 
(同時にしばらくの間、フジテレビNEXTは解約です)
 

今日のF1は久々に大興奮した。まさにテレビに釘付け。
 
自分の同僚に若干1名、「帰省からもどったらビデオ観るから結果は絶対に言わないで」という輩がいるので
 
多くは書かないけど、タイヤ交換して、残り13周からの走りはかなりスゴカッタ。
 
 
INDY JAPANの終盤で、あの琢磨が魅せたのもすごかったけど、昨日の可夢偉のオーバーテイクショーは
 
なかなかヨロシカッタね。
 
突っ込み方だけを見ると、ウイリアムズを離れNASCARに行ってしまったモンちゃんを髣髴とさせる大胆さ。
 
でも、往年の日本人ドライバーで似た人といえば、かの星野ー義かな。
 
怒涛のペースで先行車に接近し、ミスを誘うのではなく一瞬の隙を突いて一気に刺す。
 
ベテランになってからは「先行逃げ切り型」レースが多かった星野さんだけど、若くてライバルが多かったときは
 
そうだった。まるで躊躇の無い走りが、なんか似ている感じがする。刺客のような感じ。
 
それに対し、琢磨は「サムライ」なのよ。侍魂なわけ。
 
 
可夢偉がマクラーレンか何かに加入したら、間違いなく優勝できるだろうね。シリーズチャンピオンはわからないけど。

イメージ 1いよいよ開催まで4週間を切ってきました。
今年のINDYジャパン300マイルの一押しは、
なんと言っても、琢磨がサーキットに帰ってくるということでしょう。
 
SAF1のグランプリ撤退によりサーキットから離れることを強いられたあとも、わずかな可能性を追い求めて復帰を目論んでいた琢磨ですが、今年いよいよINDYカーというカテゴリーを選び、アメリカのメジャーレースという舞台で復活を遂げました。
 
しかし、INDYカーで勝ち、鳴り物入りでF1に来て活躍したドライバーは何人かおります(モントーヤやジャック・ビルヌーブら)が、その逆って、実は一人も居ないのです。カタチは似ていようとも、実はINDYのほうが難しいという意見もあります。
 
琢磨も、早々に戦果を挙げられそうなロードコースにおいても、今年はまだ思うような成績を残せていません。いつも「惜しい」ところで・・・。
 
さて、写真にもあるように、我が家は大人2枚、子供1枚の「琢磨応援席」券をすでにゲットしております。武藤英紀選手とともに、ジャパンパワーを爆発させて、ファンたちを喜ばせて欲しいものです!
 
レース決勝開催は9月19日(日)。3連休の中日という良い条件となりました。
いつもは土曜日が決勝レースなのですが、今年は予選から見に行きたいと思います!
既に水戸市内に宿のゲットしてます!!!

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「くるまのゲームやろうよ」


最近、我が娘が良く口にします。

親が「グランツーリスモ」で時々遊んでいるのを見ているからでもあるだろうし、

日曜日に「激走GT」を一緒に見ているせいもあるだろうし、

実際に「Motor Sports Japan」とか「NISMO Festival」とか「INDY JAPAN 300mile」とか観に行っているから・・・

かもしれません。

あるいは、交通公園でゴーカート(足こぎ)に乗っているせいもあるかも・・・・。

とにかく、ステアリングコントローラーなら3歳の子供でも"GT"が出来るのです。



見る人が見れば、我が娘がどのコースでタイムアタックをしているかわかると思います。

無理やりやらせているわけではありません。

かといって、娘がこのコースをどんなコースか知っていて選んでいるわけでもありません。

娘も自分的な間隔で「速い」と思えば、足を離すことを知っているので、なんとかコースを進んでます。


これ、ホントにクリアするようになったら末恐ろしいですね。




これじゃPS3(多分出るGT5スポーツパック)買ったら娘と取り合いになるわけ?!

・・・・・なんていう、くだらない心配をしています。
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今年も行ってまいりました「MOTOR SPORTS JAPAN」。

メーカーの垣根を越えて日本のレーシングカーなどが一同に勢ぞろいする稀に見るイベントも今年で4回目だそう。

だいぶこなれた感のあるイベントですが、毎年新しいものが出てくるので楽しいです。



そして今年の目玉はなんと言っても「LEXUS LF-A」のレーシングカーのお披露目でしょう。

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実はこれがイチバンの目的でした。

モーターショーなどでもプロトタイプが出たりしていますが、実際に走っているのはこれだけ。

しかも、ニュルブルクリンク24時間レースという過酷な競技に開発のために参戦している車両です。

これを見ずにはいられません。



しかし・・・・かっこいいなあ・・。

日本車でもいよいよこういうのが出るのか。



そのほかはいつもどおりと失礼ですが、ずいぶん楽しめました。

今年はエコカーの専用ブースなども出来て、初開催当初とはずいぶんと印象も変わってきましたね。

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これだけの内容で入場無料というのはすごいです。

しいて言えば、オートサロンに出展するようなショップが作るチューニングカーとかも並べて欲しいですね。



このイベントを1時間ちょっと見たあとは、程近い場所にあるジャスコでお昼ごはんと買い物して帰りました。
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家族で「NISMOフェスティバル」に行ってきました。

今年はお台場でやっている「モータースポーツジャパン」に行けなかったのもあり、

その分、クルマをたくさん見てきました。



今年のサブテーマは「NEW LEGEND OF RACING GT-R」でした。

GT-Rは、SUPER GTに久々のデビューを果たし、シリーズチャンピオンを獲得しました。

まーぶっちゃけて言えば、シーズン前から2009年仕様で登場し、その車高の低さで異彩を放っていましたが

しっかりとシリーズチャンピオンを獲りに来るあたりは、さすが技術の日産というか執念と言うか・・。


うちの娘は、アイスクリームを食べて、焼きそばを食べて、クッキーを食べて、ジュース飲んで。

でも、結構レーシングカーに見入っていました。


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グランドスタンド裏に出るとこんなにきれいな富士山が。


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パドックエリアに展示してあった23号車のGT-R。スペアカーですな。すげー低い。


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フツーは特別なチケットをが無いと入ることが出来ないパドック内にたたずむ2台のZ。

左の23号車はのちのヒストリックカーレースで「Zの柳田」と呼ばれた柳田 春人氏本人がドライブ。

柳田 春人氏は現役GTドライバーである柳田 真孝氏の実の父親です。


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マーチのカップカーも模擬レース後に観に行きました。

カタチはマーチそのものですが、コーナリングスピードはマーチじゃないです。


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イベントスペースには、水玉マーチが飾ってありました。


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ヒストリックカーレースのスターティンググリッド。壮観です。


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日産の海外レース参戦50周年記念セレモニーの風景をパドック上のブースから。

このときにサプライズゲストのカルロス・ゴーンCEOがオール日本語で挨拶をしました。


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さすがに子供が飽きてきたので、昼の2時前に退散。

このとき行われていた模擬レースの風景を最後の写真におさめました。

全車がほぼ同じライン取り、ほぼ同じブレーキングポイントで並んで走る姿がきれいです。



そういえば、富士スピードウェイに着く前に、ずいぶんたくさんのGT-RとZを見ました。

もうおなかいっぱい・・・・・・。

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「F1 Racing」というF1専門誌がある。

実を言うと私はAUTOSPORTS誌しか買わないのだが、「AUTOSPORTS Web」を見ていたら


「世界的なアンケート調査」


なるものを下記のWebサイトでやっているというから早速参加してみた。



このアンケートは、マジで全世界のモータースポーツファンが答えることが出来るように作られていて

言語を選び、国籍を選ぶところからアンケートがスタートする。

「あまりお時間を取らせません」と書いてあるが、実際にやってみたら15分くらい掛かった。

しかも、結構専門的な質問もあり、的確に答えるにはちょっとした知識が必要かも。

まあ、知らないところは「分からない」を選ぶことも出来る(出来ない質問もある)ので大丈夫だろう。


最後まで行くと、ビッグなプレゼントの抽選に参加するための名前とEメールを書く欄が出現する。

このアンケート結果は、来年号のF1レーシング誌に結果が載ることになっている。

いつも買わない雑誌だが、結果を見るためだけにも買う価値はありそう。


F1に興味がある人、F1中継をテレビで見ている人はみんなでアンケートに参加しよう!

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INDY JAPAN 300mileは、1日目こそ雨の影響で順延したものの、
予備日の今日は無事200周のレースが行われました。

しかも、インディ史上初という、女性ドライバー優勝というビッグニュースまでついて!


我が家族は、本当なら今日は「りんどう湖ファミリー牧場」で遊ぶ予定もあったのですが、
せっかくのレースを不意にするわけにもいかないので、
2日連続でもてぎにいきました。


その写真を・・・。

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ブリヂストンのブースに毎度飾られてる、INDY JAPANのロゴをあしらったインディカー



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まずは公式プログラムをゲット。我が娘に持たせて撮影してますが、たぶん何を持っているかわからないだろう。



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第4ターン出口あたりに出来てしまった「水の根っこ」。
コース全体が乾いているのに底から湧き出るように出る水。そんなに金曜日の雨はすごかった。



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とりあえず、”待ち”にはビール!これが無いとね!!



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結局土曜日はコースの修復が完全に出来ないばかりか、3時過ぎに振り出してしまった雨のせいで順延。
それでもダートオーバルのレースは定刻どおり開催したそうです。
ダートだから関係ないってか??



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そして今日。
風が強く、肌寒いものの、定刻どおりレースは始まりました。やっぱり観客数がすごい。



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壁に張り付いてしまった"No.25"。コースマーシャルの処理作業がこんなに近くで見られるのもINDYならでは。



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初優勝を遂げたダニカ・パトリック。
立ち込めた雲の先にあったのは、勝利の女神の微笑みではなく、「女神そのものの降臨」でした。




そいえば、DRYさん、やはり今日は仕事だったんですか??
昨年、「ダニカ・カラー」でドローム参戦までしたファンが、初優勝を拝めなかったんでしょうか??

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待ちに待ったインディJAPANが明日へと迫った。
自分と嫁と子供の3人で観戦(というよりビールとか牛串とか餃子が・・・)なのだが、
今日に続いて明日の天気が何より心配だ。
今週の月曜日に見た週間天気予報の時点では、完全にアウトだったが、昨日あたりから少し望みが出てきた。

明日は、朝まで雨が残るものの、予定通り、いや1時間遅れで決勝スタートとなるか?
ともかく、待ち遠しいパレードラップ、そしてエキゾーストノート。

そういえば、愛車デュアリスも初もてぎなんだな・・・・。

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今年もF1が開幕した。

心配されたSAF1の2台も何とかグリッドに並び、8台のジャパンパワードが今年も戦う。

そして何よりも、中嶋一樹の幸先の良いスタート。今後が楽しみである。


緒戦は2年目のスーパールーキー、ルイス・ハミルトンが危なげない走りで優勝したが、

やはりルノーに行っても速いアロンソや、テストデーから圧倒的な速さを見せているフェラーリ勢も怖い。


ともあれ、今日は開幕を祝って?みんなで花見のごとく飲みながらTV観戦でした。

我が娘にも特別にジュースとソースかつを振舞い・・・・

 「螢曠鵐瀬皀咼螢謄ランド」という名前で、現在のツインリンクもてぎが創設されたのは、今から18年前のこと。その後、1994年1月に「螢張ぅ鵐螢鵐もてぎ」に社名変更。同年、ホンダはF1エンジンサプライヤーとしては撤退するものの、現IRLのエンジンサプライヤーとしてアメリカンオープンホイールの世界へデビューした。

 CART(Championship Auto Racing Teams)がオーバルレース中心だったレース運営方法から、市街地コースやロードコースなどを織り交ぜたシリーズへと変貌していく中で、アメリカ人以外のドライバーが増えていくことに不満を示していたインディアナポリス・モータースピードウェイがIRLという団体を設立し、1996年のシリーズから分裂してしまった。

 このとき、1994年からCARTへ参戦していたホンダ、1996年から参戦のトヨタの2エンジンサプライヤーがCART側へ残留したため、多くのメジャーチームがCARTを選び、IRLとチームを二分した。しかし、伝統の「INDY 500」には、別のマシンを準備して参戦する名門チームが多く、なんとも変な構図となっていた時期がある。

 その後、ホンダ、トヨタが立て続けにCARTから撤退、同エンジンを積むチームもIRLへ立て続けに移籍したことがきっかけで、CARTシリーズの参加台数は減る一方だった。

 そして、今年、「忌まわしき」12年にわたる分裂劇は幕を閉じ、めでたくアメリカンオープンホイールの最高峰はまたひとつになった。

 そもそも、トヨタは、1996年に参戦を開始する前から大会スポンサーなどを務め、アメリカンオートモーティブへの参入を着々と進めていた。これは、ホンダが以前からアメリカでの自動車市場のシェアを持っていたからなのだが、トヨタは現在は世界1位の販売台数を達成し、NASCARに参戦するようになったほど、アメリカに受け入れられた(侵入した?)し、F1も(富士スピードウェイを買収し再構築して)ホームサーキットへとグランプリを呼べるようになった。
 トヨタは、常にアメリカを、そして常に世界シェア、それも自動車販売における世界シェアを意識して動いてきたのだ。

 ここで気になるのがホンダである。

 ホンダは、シェア確保というよりも、「世界に挑戦する」ことに専念してきたような気がする。そして何よりも「モータースポーツを日本に浸透させる」ことに尽力してきたと思う。もしも、ホンダが1996年、CARTへ残らなかったら、ツインリンクもてぎ建設は無かったかもしれないし(IRLは基本的にアメリカ国内でしかレースをしないから。2003年からよくIRLのカレンダーに"Motegi Japan"をねじ込めたもんだ)、私たちオーバルレーシングファンが、都内から3時間の日本語が通じる場所でINDYカーの走りを拝むことも出来なかったかもしれない。そんな風に思うと、ホンダのモータースポーツ界への貢献度は計り知れない。

 「螢張ぅ鵐螢鵐もてぎ」は2006年に衫觴サーキットと合併し「螢皀咼螢謄ランド」へ社名変更した。そして、2007年からF1はトヨタのホームサーキット、富士へ。
 日本の自動車が世界に進出する魁となったのが、本田宗一郎の挑戦だとすれば、トヨタは、自動車以外の外郭から固めて行き、そして時機を見て一気に攻め入るという方法。そう考えたら、アメリカにとっては、ホンダはチャレンジャーで、トヨタはインベーダー(侵略者)だ。

 アメリカではじめて自動車殿堂入りを果たした日本人、本田宗一郎さんの顔に免じて、アメリカンオープンホイール統一後も、日本で末永くオーバルレースが見られるようでいて欲しいものである。

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