タグ:キャンプ

「大きな前室のあるテントが欲しい」

きっかけはそんな感じでした。

ソロキャンで過ごすだけなのですが、単に屋根の下ということではなく
ちょっとした囲まれ感のあるスペースで
イスとテーブルが置けるくらいの場所が欲しいと思っていました。

タイトルなし

ネットでテントを物色していると、テンマクデザインのテントで
「パンダTC」というのがあり、それ用のハーフインナーというのが
あるのを知りました。
そのハーフインナーが、生産終了品ということで半額に!
そして、寸法を確認してみると、どうやら手持ちの
コールマン「エクスカーションティピー」の中にピッタリ入りそうな…。

最初は単に、同じく手持ちの「ツーリングドームST」のインナーを使い
「カンガルースタイル」にするでも悪くは無かったのですが、
ここは「ワンオフ」で、いかにも純正品のようなフィッティングにしたい。

で、製作開始です。

DSC_1156

まずは、寸法がわからないので、インナーテントは独立してペグダウンする
方式で一度キャンプしてみました。

ペグダウンのために、パンダTCのインナーのインターフェースに
合わせるべく、バックルにゴムバンドを付けたーパーツを準備。
ゴムバンドは、コールマンのカーゴキャリーのスペアパーツを流用。

そして実戦。

DSC_1201

GW前のふもとっぱらキャンプ場で設営してみました。
まったく違うインナーテントを入れたエクスカーションティピーも
手探り状態でペグダウンしていく感じで、
すべての設営を終えるまで、考えながら作業していたので
40分くらいかかってようやく形に。

しかしこれで寸法を割り出すことが出来ました。
使用感としては写真のとおり、イスとテーブルがちゃんと入り
(この時はリモートワークをここでしましたw)
他のスペースも十分であることを確認しました。

ここまで来たら、いよいよ本格的に自作を。

PXL_20240513_145054467

20mmのテープ(ベルト)とバックル等をホムセンで仕入れて、
割り出した寸法に合わせて作っていきます。

PXL_20240515_145233195

理想形としては、フライシートを固定するペグに共掛け出来る
インナーテント用ストラップとして、ペグの数を最小限にすること。

そしてもう一つの課題。
前室を形作る「フロントポール」の固定用ピンが、
新型のティピーTCやワイドティピーなどではフライ側に付いてるが
旧式の「エクスカーションティピー」ではインナーテント側にあり
フライシートのみの使用が考慮されていないこと。

ここは、またまたコールマンの純正パーツである
「アシストクリップ」を別途購入。

IMG_0206

これについては、左右をつなぐベルトの適正長さを決めるためと
ハーフインナー用自作パーツの使い勝手を確認するために

またまたキャンプに行きましたw

PXL_20240616_063136267

6月の野辺山高原は、昼は20℃程度、夜は長袖必須の超快適エリア。
荷物を運んでペグダウンして、少し汗ばむくらいでした。

そして、作った自作パーツ群は?

PXL_20240616_060051832

フロントポールはまだパラコードでつないでるだけですがイイ感じ。

PXL_20240616_062242893

インナーテント用ベルトは
「純正かよ」
というレベルのフィット感です!

こんな感じで美しくセットアップが出来てしまい、
DIYが終わってしまうのは少々寂しい気がしますが
これによって中古エクスカーションティピーは
「標準インナー仕様」
「ハーフインナー仕様」
「フライのみ仕様」
「ツーリングドームでカンガルースタイル」
という、新型ティピーにも無いようなバリエーションを与えることに成功。

ますます今後のキャンプが愉しくなりそうです。

PXL_20240616_071212951 (3)



ブログ村ランキング参加中。押していただけるとありがたい。
PVアクセスランキング にほんブログ村
にほんブログ村 その他趣味ブログへにほんブログ村 アウトドアブログへにほんブログ村 アウトドアブログ アウトドアライフへブログランキング・にほんブログ村へにほんブログ村 住まいブログ DIYへ

「キャンプって何がおもしろいんですか?」

半ば挑発気味の質問が知恵袋等のネットを飛び交うようになって久しい。
これはもう判っていることなんですが、何が面白いかなんて別に聞いていなく、回答者の反応を見てほくそ笑んでいるだけの「質問になってない質問」にあたります。

では、どのような人がそんな質問をするかと言えば、いくつかのパターンがあるようです。

①やってみたいけど、その一歩が踏み出せない。
 <理由>
  ①-1 経済的な理由や、ニートなどそもそも資金が無い
  ①-2 一緒行ってくれる友達がいない
  ①-3 誘われない


②やってみたけど、上手くいかなかった。つまらなかった。楽しめなかった

だいたいこのふたつです。
特に「ソロキャンプ」に関しては、煽り方がひどい質問が絶えません。
これは想像の範囲を逸しないのですが、執拗にソロキャンパーを攻撃する人は、①-2もしくは①-3に該当するのだと思います。
それにしても、自分が楽しめないことの腹いせに、他人を攻撃するなんてホントに陰キャですね。それじゃ女にもモテないわw

でもそのような悪質な質問者が出るのは、メディアの影響でもあると思ってます。
猫も杓子もキャンプキャンプと、もともと趣味がある人も無い人も煽られ続けたわけですから。


現在のキャンプブームは、どうやら2018年頃から盛り上がって、コロナ禍に突入した2020年に顕在化、そして昨年ピークを迎え、今年は少し落ち着きを取り戻した感があります。
芸人ヒロシのソロキャンプというワードも刺激の一部にはなったと思いますが、いま思えば、一番の影響力はやはり

ゆるキャン△

だったんだろうと思います。

いつの間にか嫁も単行本買って読んでたし。


家族ではたくさん旅行したり、コテージに泊まったりはありましたが、キャンプはしたこと無かったなあ‥‥。そう思い、家族で2022年8月に初めてキャンプに行きました。

DSC_2037

あいにくの雨でしたが・・・・。


筆者自身のキャンプ初経験は9歳です。もちろん親に連れられて。

その後、学生時代にテントもシュラフも持たずに段ボール敷いて川辺に寝たキャンプや、今では古臭い家型テントでキャンプしたりを幾度もしてきましたが、近年またこんなにブームとして盛り上がっているし、娘も大きくなり割と自由になってきたので、2021年にソロテントをはじめて購入し、ソロキャンプも体験してみました。
冒頭のえげつない質問やメディアの騒ぎ方などを目の当たりにしたのはその後です。

そこで、それまでは何の気なしに楽しんでいたのですが

キャンプって何だっけ?

を自分なりにもう一度見直してみようと

純粋にキャンプだけ2泊、しかも「はしご」

を体験してきました。

自分の中では「キャンプ」は旅程の宿泊の手段の一つと考えていますが、今回のは「純キャンプ」です。こんなことはめったにありません。

その時に思ったこと感じたことを書き連ねていきます。



前置き長っ

<後編に続く>




ブログ村ランキング参加中。押していただけるとありがたい。
PVアクセスランキング にほんブログ村
にほんブログ村 その他趣味ブログへにほんブログ村 アウトドアブログへにほんブログ村 アウトドアブログ アウトドアライフへブログランキング・にほんブログ村へ

ペグケースって、いろんなメーカーから出ていますが
ペグの数が増えるほどに
こんなやわな布製じゃ心許無いよなーと考えながら

そもそもペグケースじゃなくて
工具箱でよくね?

71YfaZf59UL._AC_SX466_

と、いつも考えていたのでした。

でも、色がねえ・・・。

と思って検索すると、最近はいろんな色があるんですね。

で、たまたま見つけたのがこれ。

steel-1000-1
(出典:asobito)

「asobito」というアウトドアブランド。
工具箱メーカーのからすると少し高めだが
サイズと言い色と言い、ちょっと理想に出会ってしまったので
他の物を見ずに指名買いしてしまいました。

そして、箱の中に新聞紙を敷き、テントやランタンに合わせて
ステッカーチューン。

DSC_1675

コールマンも、その辺のツールボックスにステッカーだけ貼って
「ペグケース新発売」ってやれば
売れるのにねw
それをやらないのがコールマンですw
そう、ちゃんと刻印入れてスペアマントル入れとか付けちゃいそう。



ブログ村ランキング参加中。押していただけるとありがたい。
PVアクセスランキング にほんブログ村
にほんブログ村 その他趣味ブログへにほんブログ村 アウトドアブログへにほんブログ村 アウトドアブログ アウトドアライフへブログランキング・にほんブログ村へ

IMG_0436

キャンプブームのピークはどうやら昨年あたりで、今年は少し落ち着いてきたように感じます。相変わらず週末の予約はどこも取りづらい状況ではありますが、”聖地”と呼ばれている「ふもとっぱら」には今年2回(いずれも土日祝)予約を取って行くことが出来たし、少し外せばガラガラ。「全国旅行支援」が始まったことも大きいと思います。キャンプよりも「車中泊」や「グランピング」に移行した組もあるでしょう。

しかしながら週末のキャンプ場の混雑ぶりは健在で、今年春先になんとか公式オンラインショップで手に入れることが出来た「赤ランタン」も、来場者が多いところでは怖くて出せず、週末を外したガラガラのキャンプ場でゆっくり灯して楽しんだりしていました。

DSC_2321

そんな最中、いつの間にか終了した感のある年次イベントがあります。
コールマンの「シーズンズランタン」です。

いつの間にかアウトドア記事まで書くようになった、何の変哲もない情報サイトから、キャンプ・アウトドア記事専門の情報サイトまで大きく取り上げられていましたが、2022シーズンはとうとう公式発表も無いままシーズンズランタン未発売の年として歴史に刻まれて行ってしまうようです。

そして、今後もシーズンズランタンはもう出てこないのではないか?と思っています。
その理由を私的に考えてみました。あくまでも個人的な見解なので、読み流す程度にしていただければと思います。

理由① 2022シーズンズランタンをこれから出すにはもう遅い。
・・・・シーズンズランタンは「抽選期間」があります。そして通常の発表や抽選は、そのシーズンの前年の年末に行われ、年明けを待たずに抽選発表と販売開始が来ていました。
となると、もし実施するなら既に2023シーズンランタンとなりますが、赤ランタンの抽選販売を実施してまだ数週しか経過していません。棚卸期間もあるので、2023シーズンランタンが従来のスケジュール通りに出てくることは考えにくいです。

理由② 実は既に2シーズンにおいてシーズンズランタンを出していない。
・・・・「え?うそ?2021は出たじゃん」と思うかも知れません。コールマンオンラインショップでも「120thアニバーサリー シージンズランタン2021」というタイトルで扱われていましたが、そのランタン本体のどこにも「シーズンズ(SEASONS)」の名が入っていません。これはれっきとした120周年記念モデルです。コールマンのイメージカラーの赤を持ってきて、さらには120周年記念モデルの大々的な展開をしています。従前のシーズンズではほかのグッズとのカラーコーディネートを行っていません。

120th
(出典:コールマン)

理由③ 15代目モデルと120thアニバーサリーモデルの「抽選方法」の違い
・・・・15代目モデルの抽選販売のころまでは、コールマンアウトドアクラブ(COC)があり、シーズンズランタンもCOC限定販売でしたが、2020年にCOCが撤廃となり、抽選への参加はオンライン会員登録が必要、という敷居の低い制度となりました。これにより多くの転売ヤーが参入し、300台限定だった120thランタンの半数以上が転売に出されるという異例の事態となりました。今後、同じ体制でシーズンズランタンの抽選をすることは、かなり難しいのではないかと思います。

理由④ コールマンの吸収合併話
・・・・2021シーズンズランタンと呼ばれた120thアニバーサリーモデルからさかのぼること20年。コールマン生誕100周年記念モデル「センテニアル」が発売されていました。

センテニアルランタン
(
出典:トレファクオンライン)

今回の120thアニバーサリーラインナップは、コールマンジャパンとしての最後の大イベントだったと思います。というのは、コールマンジャパン株式会社は2022年1月より「ニューウェルブランズジャパン合同会社コールマン事業部」となっています。つまり海外ブランドを取り扱う商社に吸収合併されています。



100周年の次の記念モデルが125周年ならまだしも、120周年とは少々中途半端ではないでしょうか?2020年を持って終了したCOCや、120周年と大々的に銘打ってきた赤いグッズたち、そして2022年の吸収合併より先に情報リークしていたにも関わらず、販売が大幅に遅れた「赤ランタン」…これらを見れば、少なからず吸収合併の影響を受けていると思うのが自然です。

コールマンファンの気持ちを汲みながら、コールマンジャパンとして広げた「風呂敷」をどうやって畳んでいくか?それを考えたとき、120thアニバーサリーにシーズンズのフィナーレを与える手法はすごくきれいな終わり方だと思います。ダークルームシリーズなど、キャンプブームの波に乗って大ヒットしたアイテムも多いコールマンですが、会社の編成が変わってしまってはそれほど自由にふるまうことは出来なくなるのでは?と思います。ただし、より大きな母体となったことでカスタマーケアも改善されていると思うし、今後更に期待して良いかもしれません。

最後に・・・。
20年以上も前からコールマン製品(特にランタン)を愛用してきました。日本企画のプロダクツも増える一方で、本国アメリカの平行輸入品も今の時代簡単に入ってくるようになっています。その典型的な例が「コストコ」です。コストコでは日本サイトで取り扱わないシュラフやテントが並んでいます。ここにはニューウェルブランズジャパンのコントロールは効いていないと思いますが、かつてのコールマンジャパンが米国プロダクトの輸入代理店的な立ち位置だったのだから、日本に入ってくるすべてのコールマン製品をコントロールして、ユーザーに適切に広げていけるようになってほしいものです。


ブログ村ランキング参加中。押していただけるとありがたい。
PVアクセスランキング にほんブログ村
にほんブログ村 その他趣味ブログへにほんブログ村 アウトドアブログへにほんブログ村 アウトドアブログ アウトドアライフへブログランキング・にほんブログ村へ

結局、チェーンソーは買わずにレンタルで済ませました。今回は買わないでよかったです。


時間を掛けてネットなどで調べた挙句に、やっぱり実物見て考えないとダメだよね、とか言いながら、土浦のジョイフル本田まで出掛けて、いろんなメーカーのチェーンソーを見比べたものの、その先の勢いが無く、目の前の作業に必要な枝切り用鋸を買って一時退散したりしていたのですが、昨日チェーンソーを使った作業を終えて、改めてそう思った次第です。

20210213_01


話の始まりは、そもそも「チェーンソーを買おうかどうしようかという検討を始めた」ところまでさかのぼります。

もともと、チェーンソーが必要という生活があるわけではありません。ボク自身は林業を営んでいるわけではないし、ジェイソンでもありません。焚火すら禁止の都心近郊に住んでいるサラリーマンです。

では、なぜチェーンソーか?は、結局、チェーンソーを使ってしたいことがあったからなのです。



年に3回は通っている、山梨のとある山奥の自動車サーキットがあります。そこの常設ラジコンコースでいつも遊んだりレースに参加したりしてるのですが、イベント当日の朝が早いため、参加者の3割程度が”前乗り”をするのです。

前日夜に到着して仮眠を取りますが、同じ趣味を持つ仲間です。自然にご歓談状態となります。となれば、酒が入ります。…だったら、ということで、割と早い時刻に集まるようになり、酒盛りをするようになりました。

そして、焚火が始まりました。地元が焚き火禁止のボクの欲求が爆発します。


「スウェーデン・トーチやりたいな…」


そう思いながら家路につき、我が家の2階のバルコニーからいつも見える景色の中に、樹齢50年の枯木が……。クリスマスツリーとしても活躍していた庭木のもみの木は、形もいびつになり、だいぶ古びていました。


「この木はもう、倒すべきだと思う」


そういう思考に自ら誘導し、木の幹でスウェーデン・トーチを作ろう、そう思っていったのです。
そう、「スウェーデン・トーチの自作」ありきで、チェーンソー計画がスタートしたのです。


最初は買おうと思っていました。だって、1万円も出せば買えるんですよ。でも、その時、珍しく自制心が働いたのです。


「このもみの木を切り倒した後、他に何をチェーンソーで切るの?」


これまで自分の趣味的に買ってきた工具や道具は、一度しか使ってないものも含めて無数に存在します。でも「趣味だから」と自分に言い聞かせて、工具箱の中でスヤスヤと眠っています。しかし、何本も持ってる鋸に、さらに、チェーンソーという「爆撃機級」のアイテムを追加する意義は??


20210213_02


チェーンソーを買うか否か?にかけた時間と旅費交通費を足したら、もう買えるコストがかかってますよ。しかし、チェーンソーは自分が手放そうにも、一般的に使われてるアイテムでも何でもない(それ言ったら全部そうだわ)、つまりは流動性の決して高くないアイテムであり、今は必要でも次に使う予定が全くない⇒確実に長く眠る⇒仮に手放すにしても大した額にならない…ということで、金額うんうんよりも、道具がかわいそうである、と「言い聞かせて」今回ばかりは買うことを踏みとどまりました。それ以上に、


使い方をまだ習得してない

ということがありました。チェーンソーはシロウトがカンタンに扱える道具ではありません。まずは体験しないと。
体験し、作業し、それでもホントに自分の手元に置きたいと思ったら、良いやつ買えばいいじゃん。と、オトナな判断が出来ました。

そしてレンタルです。

愉しい。たくさん切ってみたくなる。
まずは、本来目的の一つである、枯木を切り倒すところから。


20210213_03


見よう見まねで木の幹の片側から斜めに切り込み、反対側を徐々に切り込んで自然に倒れるまで・・・。これはうまくいきました。その後、既に切ってあった上の方の細い幹を下敷きにして30cmほどのサイズに切り刻んでいきました。

鋸で切るより5倍は速い。でも、それだけ。・・・・・すごく疲れる。
頼めるなら、人に頼みたい作業でした。

そして、スウェーデントーチ。
2個作ったところで「ああ、もういいかな・・・」とおなか一杯感。


レンタルでよかった。そして、もうチェーンソーで切るものが無い。
以上でボクのチェーンソー体験が終了しました。



「チェーンソー?ああ、使ったことあるけど、今の生活で使い道が全くないから、買ってないだけ。」



なんてオトナなんでしょう?(笑。




にほんブログ村 その他趣味ブログへにほんブログ村
にほんブログ村 アウトドアブログへにほんブログ村
にほんブログ村 アウトドアブログ アウトドアライフへにほんブログ村
にほんブログ村 住まいブログ DIYへにほんブログ村
ブログランキング・にほんブログ村へにほんブログ村

↑このページのトップヘ