2023年02月14日 北海道ひとりたび(プロローグ) ひとりたび・・・自分にとっては、単に一人で行く旅行というものではなくふだんの生活や家族との交流や仕事などすべてを断ち切ってじぶんに向き合う時間だと思っていますそんな「ひとりたび」を一度だけしたことがありましたもう13年前のことですその後も「ひとりで行く旅行」はありましたでも真の意味での「ひとりたび」は13年前のあの北海道だけいま振り返ろうと思いますなぜ旅立とうと思ったのかなぜ北海道だったのか書き切るには時間が掛かりそうw「第一話」へ続く人気ブログランキングへブログ村ランキング参加中。押していただけるとありがたい。 タグ :#一人旅#ひとりたび#北海道#ドライブ#小旅行
2023年03月05日 北海道ひとりたび(第一話) (プロローグ(序章)はこちら)ひとりたびのきっかけは、2010年の旅より更に7年…2003年にさかのぼります。2001年に実兄を亡くし、人生いつどうなるかわからないと悟ったその次の年、当時再販となったフェアレディZを購入しました。そのZでの最初のドライブは西日本でしたが、いつしか北を目指してみたいと思うようになり2003年に、津軽海峡を目指しドライブしたのでした。その記憶があり、出張やスキー等では上陸は果たしていたもののマイカーで上陸したことが無く、更に北へいつか行きたいと常々思っていたのです。それが2010年のひとりたびの一つの到達点になりました。大した理由でもないですが、そんなところです。「第ニ話」へ続く人気ブログランキングへブログ村ランキング参加中。押していただけるとありがたい。 タグ :#ひとりたび#マイカー#北海道#ロングドライブ
2023年03月14日 北海道ひとりたび(第二話) (「第一話」はこちら)まず、目的地だけが決まりました。「稚内へ行く」理由はなんてことはない。ただただ日本の最北端に訪れたかっただけ。しかしその先はノープラン。そしてとつぜん旅出を決めたので青森からフェリーに乗れるかどうかもわからなかったのです。時刻表だけ観て、とりあえず船に間に合う時間に向けて車を走らせました。そして途中で船舶会社に連絡すると「来てみてもらわないとわからない」そんなことってあるのか??実は、フェリーに乗るのが初めてだったのですが途中のサービスエリアでその事実を知ったときすぐさま「帰りのフェリー」を確保しました。そして、フェリー乗り場へ行きました。「来てみないとわからない」という理由は、実際にクルマを載せる段階で分かりました。知らずに選んだそのフェリーは貨物優先で船首や船尾の細くなる部分に収めるため、当日の状況で変わる。ということだったらしいです。結果的には難なく乗れることになり・・・・。かんたんな寝袋は持っていましたが、寝られるような場所じゃないw寝られないので、船内を散策。物々しい表示にはじめて自分が割とリスクの大きな旅をしていることに気づきました。そして日本のどこよりも早い夜明け・・・行き当たりばったりの旅が始まりました。もう、帰りのフェリーは決まっています。この日を含めて中4日。宿を慌てて確保しました。もちろんこの日の宿は稚内。函館港から約700kmの道程です。「第三話」へ続く人気ブログランキングへブログ村ランキング参加中。押していただけるとありがたい。 タグ :#ひとりたび#北海道#マイカー#フェリー
2023年03月16日 北海道ひとりたび(第三話) (「第二話」はこちら)約5時間のフェリー旅もあっという間に終わり。クルマを船から出して出発です。が、前日に東京からぶっ通しで走り、まともに寝ていないので目が回っているような気分でした。その日の宿までの道程は約700kmありましたが、計算上15時間くらいで行けるかんじだったので夜に着けばいいやとPAで仮眠を。そして食事を。その後は千歳に向かってひたすら国道を走りました。高速道路を走るのもつかの間…日本高速自動車道の最北点(当時)へ到達。ここからは一般道で稚内へ。全く土地勘が無いので、半分は勘に頼って進むのだろうか?そう思いきや・・・・・「これ、ナビ要るんか??」果てしなく真っすぐ続く道。道に迷うどころか、選びようのない道のり。旅立つ前は、様々な不安を募らせていましたがただただ「時の流れに身を任せ」る状態に。さすがに疲れました。ロシア語が混じる飲み屋街にも魅力を感じつつもコンビニでビールを2本買って寝床へ。気分がすっきりしました。「第四話」へ続くブログ村ランキング参加中。押していただけるとありがたい。 タグ :#ひとりたび#マイカー#北海道#秋#旅行#稚内#宗谷岬
2023年03月28日 北海道ひとりたび(第四話) (「第三話」はこちら)東京の家を出発してからもう3日目となっていました。霧雨のような霙のような冷たい雨が静かに降り注ぐ11月初旬の稚内。まずは自衛隊稚内分屯基地もある「ノシャップ岬」へ。ここもロシアから100㎞と離れていない海上の要所。天気が悪く、海の向こうの景色を見ぬまま行動開始。ノシャップ岬からわずか35㎞のところに宗谷岬はありました。宗谷岬は日本の最北端として知られている。「北方4島」と言われる択捉島の先の2つの島が日本ならここは最北端ではなくなります。そんな理由もあり、妙な柱が立っている…。ここで、旅の一番の目的は、果たしました。あとは、3日後の午後に迫るフェリーの乗船時刻に向けて函館港までの約850㎞をのんびりと進むのみです。なぜここに来ようと思ったのか?そしてなぜ「いっきに」ここを目指したのか?それほど気持ちに余裕が無かったのだろうか。目的をいったん達成して、残り時間と道程が逆算できたことでとてもすっきりした気持ちになりました。とはいえ、家までの道程はまだ1700km以上。気を引き締めてドライブしよう。「第五話」へ続くブログ村ランキング参加中。押していただけるとありがたい。 タグ :#ひとりたび#マイカー#北海道#秋#旅行#稚内#宗谷岬
2023年03月29日 北海道ひとりたび(第五話) (「第四話」はこちら)一番の目的だった「宗谷岬」を訪れようとしたとき、ぶっちゃけ、その後の予定は特に考えていませんでした。ただ、宿泊場所の確保の問題があったので稚内/旭川/札幌/函館のそれぞれ駅近くの宿は先に確保していました。北海道ドライブ旅の3日目の到達地は旭川駅前でした。実は、この3日目のルートが最も悩んだのです。理由は、行ってみたかった網走市で宿の確保が困難だったから。それによって、その先へ足を延ばすことで1日の移動距離が長くなりまたそこから北斗市を目指す段階でも少々無理がある道程になる。かといって、ほかの場所をめぐるほどの時間的余裕がなく多少の妥協もしながら行きついたのがサロマ湖を見るということだったのです。まずは道の途中にあるクッチャロ湖で休憩。どうやら夏場は人気のキャンプ地らしいですね。今日はずっと雨。荒れ狂うオホーツク海を左にずーっと見ながら国道238号線をひたすら南下していきました。そして、流氷が見られるという道の駅に立ち寄ると休館日。いまは流氷シーズンでは無いのはわかっていましたがここで休息を取ろうとしていたので少し残念。それでも、ひとりたびは楽しい。どこかでゆっくり食事とも考えましたが行きずりのセブンに寄り、日ごろはあまり買わないかつ丼弁当とオールフリーを。たまにはこんな食事もイイ。正直に書くと、街に入れば左右に飲食店がちらほら出てくるという首都圏の街並みのような想像をしてたのだけれど辺境の地(失礼)ではその常識は通用しないのですね。海沿いの、それは広大なオホーツク海の脇を5時間ほど走っただろうか?標識に「サロマ湖」文字が出てきました。そしてサロマ湖のサイズに驚愕することになります。海と続いている湖なのだがサロマ湖自体、湖ではなく”湾”なのではないか?それほど大きい。ここからはひたすら旭川市に向かうため、内陸部へ進む。人も車も見かけず、真っすぐな道が続くだけの場所。途中、エゾシカが急接近してきて危うく事故るところでした。その日の旭川駅前の居酒屋さんでそんな話をしたのですがエゾシカの出没はこの土地では珍しいことでは無いそう。むしろ、衝突してしまったら、相手も死んでしまうが車は全損になるほどらしいです。大きいですもんね。山越えの道で雪に降られました。スタッドレスを付けてきて正解でした。次の日の道程はドライブ中で最も短い日。旭川の街へ繰り出して、夜を楽しみました。祭日の次の日と言うこともあり、店も空いていました。「第六話」へ続くブログ村ランキング参加中。押していただけるとありがたい。 タグ :#ひとりたび#マイカー#北海道#秋旅行#旭川#サロマ湖#エゾシカ
2023年04月02日 北海道ひとりたび(第六話) (「第五話」はこちら)今日は旭川からスタート。初日は夕刻に東京を出て深夜1時のフェリーに乗りました。フェリー乗り場までおよそ700kmの道程をイッキに。フェリーで夜を過ごし、早朝に函館港へと降り立ち、休み休み稚内を目指したのが2日目。約600km。3日目は宗谷岬とサロマ湖を見た、約450kmのドライブ。この日は4日目で、旭川~札幌と北海道ドライブ中もっとも短い移動距離になる予定でしたがいろいろ寄り見ながら楽しみながら札幌を目指し、結果的に200km程度の心地よい長さのドライブとなりました。観光名所として知られる「美瑛町」を一目見ようと旭川から南下すると途中には旭川空港がありました。何の用事も無いのだけれど、飛行機を見るのは好き。でも羽田に見慣れているせいか、退屈だったので短い滞在時間でした。美瑛に来た。中途半端なシーズンだったので、景色の色も中途半端。ただ、丘の上に一列に樹木が並ぶ「北海道らしい」景色を堪能しました。やはり、どことなく「北海道らしさ」を探している写真が多かったです。美瑛町の後は、滝川市に舵を取ります。その途中にダムが現れました。ダムは何となく見ていきたかったので、やはり立ち寄りました。水はなぜか人の気持ちを穏やかにしますね。おなかがすいてきた。さて‥‥‥「第七話」へ続くブログ村ランキング参加中。押していただけるとありがたい。 タグ :#ひとりたび#マイカー#北海道#秋旅行#旭川#美瑛#並木#滝川
2023年04月04日 北海道ひとりたび(第七話) (「第六話」はこちら)旅も4日目。ただ、この旅の実行を決めてから1週間もたって居ませんでした。あまりにもいろいろ準備しないままの「行き当たりばったり旅」この日は札幌に泊まり、次は函館に泊まり、そして帰京。いよいよあと2日という旅程になっていました。時間の経つのは早いものです。さて今日は、時間の余裕があったので午前中に走りまわりました。でも昼時には滝川町に居たかったのです。理由はコレ。出張などで札幌市内では食していましたが、滝川に本店があることを知り…。ひとりたびならではのおひとりさま。もちろんノンアルでセットを。腹ごしらえを済ませると、残りの道程を走って札幌を目指すのみ。実は本日の旅程の半分は、滝川~札幌だったのでした。高速を使わず国道でのんびりと。それでも、広く真っすぐな道は目的地へと早く導いてくれました。夕刻は4時よりも前に大通り公園が目の前のホテルに到着。まずはシャワーを浴びて「サッポロ・クラシック」の500mlを。札幌をはじめて訪れたのは1996年くらいだったと思います。その後何度となく出張で訪れてたので、街並みにはなじみがありました。ボクはある頃から「SUNTORY BAR 1999」が好きになり、同僚などと出張に来ても一人でまずここで1杯飲ってから合流したりしていました。ひとりたびの今回もその例に漏れず。ラーメンも‥‥‥。でも明日もあるし。街の灯りを惜しむように宿へ帰りました。「第八話」へ続くブログ村ランキング参加中。押していただけるとありがたい。 タグ :#ひとりたび#マイカー#北海道#秋旅行#滝川#松尾ジンギスカン#札幌#サントリーバー
2023年04月07日 北海道ひとりたび(第八話) (「第七話」はこちら)北海道旅も佳境に入ってきました。今日は5日目。明日はもう帰ります。札幌市から国道453号を南下して、まず支笏湖を訪れました。支笏湖は、千歳空港発でニセコ等のスキー場へバスが向かう際にしばしば休憩場所として使われてた記憶がありますが、マイカーで来たのはこれが初めて。そして洞爺湖へ…のその前に「きのこ王国」なる施設があり、休憩。きのこ汁と(なぜか)ソーセージをいただきました。その後は洞爺湖経由で函館を目指しました。数日前は、冬間近の最北端を訪れていましたが、道南はまさに紅葉真っただ中のベストシーズンに近い様相。ほんと北海道は大きいです。洞爺湖の無料駐車場に車を停め、しばしの散策。ここは”ひとりたび”ではなく、家族と訪れたい場所ですね。この日は300kmを早い時間内に走破する予定だったので先を急ぎます。その後、「道の駅 YOU・遊・もり」に寄りました。閑散としていましたが、ここで遅い昼食。とても美味しい塩ラーメンを食べました。この道の駅の塩ラーメンが、14年経った今でもナンバーワンです。そして、大沼公園へやってきました。ちょっと小高い丘へあがって観た、本州ではまず見られない圧巻の紅葉。寒くなってきました。ようやく函館の街に入りました。明日慌てないように、一度フェリー港へ行き、乗り場の確認をしました。そうこうしているうちに、もう日が沈む時間。北海道の夜は早いのです。この日は、昔訪れたことのある炉端焼きやさんに行き、当時の話をしたり、新婚旅行で来ていたカップルの写真を撮ってあげたりと、腹と人恋しさを満たす良い夜でした。これで北海道ひとりたびは一つのエンディングを迎えました。ホテルに帰って飲みなおします。「第九話」へ続くブログ村ランキング参加中。押していただけるとありがたい。 タグ :#ひとりたび#マイカー#北海道#秋旅行#滝川#松尾ジンギスカン#札幌#サントリーバー
2023年04月10日 北海道ひとりたび(第九話) (「第八話」はこちら)とうとう帰る日になってしまいました。とはいうものの、東京を出発してから1週間足らず。それほど長い旅でもありません。旅の終わりはわがままを受け入れてくれた家族へのお土産を買いに函館朝市にやってきました。ここもずいぶん変わったよな‥‥‥。買い物が終わったら、車を置いたまま周辺を散策。実は、前回出張で来た時には一切、観光要素が無かったのです。せめて駅周辺だけでも観よう。そうそう‥‥旭川の居酒屋でも、函館の炉端焼きでも言われたことが。(当時、通りがかりに撮影)「五稜郭タワー、登った??」ボクの答えは「いいえ…時間的に厳しくて寄れてませんでした。」「ああーそうなんだ、もったいないなあ」「今度来たら行ってみます‥‥」2010年、当初は60mほどしかなかったタワーが、2006年の再構築で107mまで高さが引き上げられていたのでした。当時、ボクは口が裂けても言えなかった・・・・・来年(2011年)は「東京スカイツリー」が出来上がるんですがwフェリーの時間が近づいてくる。そしていよいよ本州へ帰るときが来ました。これに乗れば、北海道ドライブは終わりです。青森に着いたら、淡々と東京を目指すだけ。そしていよいよ出航。日中の船旅なので、デッキに出て海をずっと眺めていました。大洗や仙台~苫小牧を結ぶ大型の客船フェリーと違いそっけない設備の貨物フェリーです。でも、この感じがどことなく良いんだよなあ。船を負うように夕日が迫ってきてそのころには青森の港が見終えました。また来るよ・・・・・。(「エピローグ」へ続く)ブログ村ランキング参加中。押していただけるとありがたい。 タグ :#函館#五稜郭タワー#ひとりたび#マイカー#北海道#秋旅行
2023年04月13日 北海道ひとりたび(エピローグ) <旅の終わりに>この写真は当時、サロマ湖の駐車場に車を停め、高台から見下したもの。右がサロマ湖で、左がオホーツク海。双方がつながっている場所はもう少し先になります。北海道ドライブ旅は以前からやってみたかったのですがこの時の旅はそれ以上に、逃避行じみた旅だったのかも。日本の北限の先にうかがえる異国を探したり海と湖の境目を見ようとしたり湖、滝、ダムなど水を求めて廻ったり。確かにもっともライフとワークの境目が分からなくなっていたそんな時かもしれません。実はこのあと、再びひとりたびに出ています。それは北海道のような自分探しの旅とは違い人と出会うための旅になっています。この話はまた今度。(終わり)INDEXプロローグ (序章)第一話 (きっかけ)第二話 (津軽海峡)第三話 (稚内を目指す)第四話 ( 宗谷岬にて)第五話 (サロマ湖)第六話 (北の大地を)第七話 (おひとりさま)第八話 (北海道の秋)第九話 (そして帰京)ブログ村ランキング参加中。押していただけるとありがたい。 タグ :#稚内#旭川#サロマ湖#宗谷岬#フェリー旅#函館#ひとりたび#マイカー#北海道#秋旅行