我が家のル・クルーゼ(ココット・ロンド)が18年目を迎えました。
料理での利用頻度は月に2回程度かも知れません。それほどヘビロテしていないということもあるでしょうが、鍋の内外のエナメルコーティングは内側が少々色あせやくすみがあるものの一切の剥げや欠けも無く、今でも写真の様にきれいな状態を保っています。
我が家でのいちばん使用頻度が高い料理は「カレー」や「シチュー」です。当然「煮物系」がほとんどです。ル・クルーゼ等の質量のある鉄鍋の一番の美点は、その鉄の質量からくる「蓄熱性」です。根菜などを水から煮たり、または無水料理をするときも、食材を入れてコンロを弱火(というかほとんどとろ火)にセットしておけば、20分もしないうちに蓋の隙間から蒸気が噴き出すほどに鍋の中は熱で満たされます。
ここからいったん火を止めても、その蓄熱性を生かして勝手に熱が食材に入っていきます。
近年ではIH調理機や低温調理機等が普及して、温度設定をしただけで美味しい料理が作れてしまう時代になり、このような”ローテク”の調理器具はほとんど「ロマン」のような存在になってしまいましたが、使い方さえ心得ればいつでもおいしい料理が出来る優れモノであることには違いないですね。
さて、このような記事を書いたきっかけは「ル・クルーゼをダメにした」というSNSの書き込みがあったから。いくつかの記事を読んだのですが、一言で言ってしまえば「誤った使い方をしたため」エナメルコーティングを壊してしまっていたようでした。
中には
キャンプで焚き火で使ったらホーローがバリバリに割れてしまった
とか
炒め物を繰り返したら内側がボロボロに…いまは泣く泣く”揚げ物用”で余生を
という猛者が居りましたw
マジかよ・・・・
こんなコラムがあるほどです。
簡単お手入れでル・クルーゼを一生使い続けるための3カ条
・・・・・でも正直、書いてあることが当たり前すぎて失笑。
無垢のステンレスやアルミの鍋じゃないのだから、金だわしで擦りつけたりしたら傷つくに決まっています。
むかし、家のクルマの汚れがひどいからとクレンザーを掛けてゴシゴシしちゃった人が居たそうでw
では、そんな
「腫れ物に触るような」扱いしなきゃいけない品物なのに高いのか?
と言われたら、
そうです。老舗の手作り調理器具ブランドですから。
となります。
無印で買えば3千円の本革財布もブランド品になれば6~7万するのと同じ。
調理の場面で、同じ目的を達成するなら、もっとよい調理器具があります。
ダッチオーブンです。
写真はニトリの2000円ダッチオーブンです。キャンプはもちろん、家庭でも使えます。
キャンプ用として売られているキャンプ用品ブランドのダッチオーブンでも、ル・クルーゼに比べればかなり安いですね。
写真は「キャプテンスタッグ」のミニダッチオーブンで豆の炊き込みご飯を炊いたところです。
やはり高い蓄熱性を生かして、弱火で放置すればうまく炊けてしまいます。
さらには、炒め物をしたり油を多用するような調理をしたければ、スキレットもあります。
鋳鉄スキレットは調理に留まらず、余熱しておいて出来上がった料理をのせたりするにも使えるため、かなり重宝しています。
さらに、肉を焼きたいなら
グリルプレートです。
実は、ル・クルーゼのグリルプレートも持っているのですが、これはその2倍の質量を持ち、きめ細かく刻まれたスリットによって熱伝導性と余分な脂を落とす効果、そして高い遠赤外線効果をもって分厚い肉の中までふっくらと焼き上げることが可能です。
さすが日本の誇る南部鉄器です。
これら、ダッチオーブンやスキレット等はコーティング等がされていない分、きっちりとした手入れや油を塗るなどの保管が必要で、怠れば当然、錆びます。
そのような複雑な手入れ無しに”日常使い”が出来るおしゃれな鉄鍋が、
ル・クルーゼやストウブ、ロッジといった製品なのです。
最後に、こんな記事がSNSに。
ルクルーゼってそんなに魔法のお鍋ですか?
読者回答を読めば納得なのですが‥‥。
料理に魔法なんて、ない。
みんな誰しも、高いものを買うには客観的な理由を欲しがりますよね。なぜだろう?
我が家のココット・ロンド(22cm)は購入当時、2万2千円くらいだったと思います。少し値が張りますが、20年近くも使えていれば元取れてますね。やはり良いものだと思います。
しかし、現在は材料費の高騰などを受けて、ココット・ロンド(22cm)の定価は37,400円‥‥
ここまで高いと買う気になれませんね。
ましてや既に、
ダッチオーブンを3つも持ってるから嫁が黙っていないでしょうw
料理での利用頻度は月に2回程度かも知れません。それほどヘビロテしていないということもあるでしょうが、鍋の内外のエナメルコーティングは内側が少々色あせやくすみがあるものの一切の剥げや欠けも無く、今でも写真の様にきれいな状態を保っています。
我が家でのいちばん使用頻度が高い料理は「カレー」や「シチュー」です。当然「煮物系」がほとんどです。ル・クルーゼ等の質量のある鉄鍋の一番の美点は、その鉄の質量からくる「蓄熱性」です。根菜などを水から煮たり、または無水料理をするときも、食材を入れてコンロを弱火(というかほとんどとろ火)にセットしておけば、20分もしないうちに蓋の隙間から蒸気が噴き出すほどに鍋の中は熱で満たされます。
ここからいったん火を止めても、その蓄熱性を生かして勝手に熱が食材に入っていきます。
近年ではIH調理機や低温調理機等が普及して、温度設定をしただけで美味しい料理が作れてしまう時代になり、このような”ローテク”の調理器具はほとんど「ロマン」のような存在になってしまいましたが、使い方さえ心得ればいつでもおいしい料理が出来る優れモノであることには違いないですね。
さて、このような記事を書いたきっかけは「ル・クルーゼをダメにした」というSNSの書き込みがあったから。いくつかの記事を読んだのですが、一言で言ってしまえば「誤った使い方をしたため」エナメルコーティングを壊してしまっていたようでした。
中には
キャンプで焚き火で使ったらホーローがバリバリに割れてしまった
とか
炒め物を繰り返したら内側がボロボロに…いまは泣く泣く”揚げ物用”で余生を
という猛者が居りましたw
マジかよ・・・・
こんなコラムがあるほどです。
簡単お手入れでル・クルーゼを一生使い続けるための3カ条
・・・・・でも正直、書いてあることが当たり前すぎて失笑。
無垢のステンレスやアルミの鍋じゃないのだから、金だわしで擦りつけたりしたら傷つくに決まっています。
むかし、家のクルマの汚れがひどいからとクレンザーを掛けてゴシゴシしちゃった人が居たそうでw
では、そんな
「腫れ物に触るような」扱いしなきゃいけない品物なのに高いのか?
と言われたら、
そうです。老舗の手作り調理器具ブランドですから。
となります。
無印で買えば3千円の本革財布もブランド品になれば6~7万するのと同じ。
調理の場面で、同じ目的を達成するなら、もっとよい調理器具があります。
ダッチオーブンです。
写真はニトリの2000円ダッチオーブンです。キャンプはもちろん、家庭でも使えます。
キャンプ用として売られているキャンプ用品ブランドのダッチオーブンでも、ル・クルーゼに比べればかなり安いですね。
写真は「キャプテンスタッグ」のミニダッチオーブンで豆の炊き込みご飯を炊いたところです。
やはり高い蓄熱性を生かして、弱火で放置すればうまく炊けてしまいます。
さらには、炒め物をしたり油を多用するような調理をしたければ、スキレットもあります。
鋳鉄スキレットは調理に留まらず、余熱しておいて出来上がった料理をのせたりするにも使えるため、かなり重宝しています。
さらに、肉を焼きたいなら
グリルプレートです。
実は、ル・クルーゼのグリルプレートも持っているのですが、これはその2倍の質量を持ち、きめ細かく刻まれたスリットによって熱伝導性と余分な脂を落とす効果、そして高い遠赤外線効果をもって分厚い肉の中までふっくらと焼き上げることが可能です。
さすが日本の誇る南部鉄器です。
これら、ダッチオーブンやスキレット等はコーティング等がされていない分、きっちりとした手入れや油を塗るなどの保管が必要で、怠れば当然、錆びます。
そのような複雑な手入れ無しに”日常使い”が出来るおしゃれな鉄鍋が、
ル・クルーゼやストウブ、ロッジといった製品なのです。
最後に、こんな記事がSNSに。
ルクルーゼってそんなに魔法のお鍋ですか?
読者回答を読めば納得なのですが‥‥。
料理に魔法なんて、ない。
みんな誰しも、高いものを買うには客観的な理由を欲しがりますよね。なぜだろう?
我が家のココット・ロンド(22cm)は購入当時、2万2千円くらいだったと思います。少し値が張りますが、20年近くも使えていれば元取れてますね。やはり良いものだと思います。
しかし、現在は材料費の高騰などを受けて、ココット・ロンド(22cm)の定価は37,400円‥‥
ここまで高いと買う気になれませんね。
ましてや既に、
ダッチオーブンを3つも持ってるから嫁が黙っていないでしょうw