
洗濯機である。
約10年、それこそまいにちまいにち(嫁が休むと1日おき)ぐるぐる回っては汚れた水を吐き出し、
重たい衣類の水分をしぼりとり、よくもまあ働いてきたもんだ。
最近、回転する軸から出るのだろう擂動音とともに、振動も大きくなってきたので、たぶん寿命が
近いだろうと考えた。
洗濯機を初めとする「回転モノ」の家電や機械は、自己のメカニカルトラブル・・・モーターや
制御系等の「壊れてしまうと致命傷」になる場所よりも
回転部(ほとんどはメタルと呼ばれる擂動軸受け)が先に悲鳴をあげるように設計されている。
機械には無縁の消費者にはなんとも理不尽な話にも聞こえるが、回転モノのインダストリアルプロダクツは
これこそが最適な設計なのである。何故か?
たとえば、軸受けを高級なテフロンコートのタングステンカーバイトボールが組まれたベアリングとする。
振動は皆無の超静粛な回転が実現できるが、軸受けにかかるコストは膨大になり、
そんな軸受けを使っていないモーターが先にイカれる。
モーターが壊れたら(他が何一つ壊れていないから)電気屋さんは修理を強いられる。
そして「あそこのメーカーの洗濯機はモーターが弱い」と酷評されてしまうのだ。
すごい軸受けを装備したスーパー洗濯機では、割に合わないのである。
反面、フツーの耐久性のメタル軸受けを使った洗濯機はどうか。
メタルはよく出来ていて、メタルの中に油がちゃんとしみこんでいて、ずっと軸に油を足し続けながら回る。
でも、メタルの寿命が来ると、油も無くなり、メタルも減っているので音と振動が出る。
そうなると、モーターへの負担が急激にふえるので、じきにモーターも壊れる運命となる。
しかし、モーターは結構強い。音が大きくなろうが頑張って回り続ける。
でも、大きな音でガラガラ回る洗濯機を見れば
「もう10年も使ってるのね。買い替えだね。」
と、消費者が納得して新製品を買うのであった・・・・。
それにしても最近の洗濯機ってすげー静かですね。
縦ドラム洗濯機で、一番静かなやつにしました。明日納品。
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